こんにちわ、チヂミです。
昨日の夜、久しぶりに、NHK BS2 の衛星映画劇場で録画した映画を見ました。
NHK BS2 の衛星映画劇場って、夜9時台からのものと、深夜枠があるんですけど・・・。
深夜枠では、民放の映画番組では絶対に放送されない、地味だけど、味わい深い洋画・邦画をとりあげてくれるので、割とよく録画して、 視聴しています。
今回見た映画は、今週の水曜深夜に放送された日本映画、『 AIKI 』。
タイトルから予想できるかと思いますが、武術の合気道の映画です。
厳密にいうと、合気道ではなくて、大東流合気柔術という、 合気道の生みの親のような武術らしいんですけど・・・。
難しくなるので、そのへんは置いておいて・・・。
2002年日活配給で、主演は加藤晴彦さん。
加藤さんが演じるのは、バリバリで上り調子の若手ボクサー。
その日も、試合に勝って、意気揚々と、彼女を後ろに乗せて、バイクを転がしていると・・・。
突然、小さな交差点で、真横から車に衝突されてしまい・・・。
結局、生涯、車いすの生活を余儀なくされることに・・・。
そこからは、人生の希望を見失い、仕事もなく、すさんだ生活を送ることに。
しかし、ひょんなことから、テキ屋のおじさんに目をかけれら、テキ屋の仕事を手伝っているうちに、合気柔術を知ることになり、入門。
人生も、そこから実りのある、豊かなものへと変わっていく・・・、といったお話です。
この映画で、私がもっとも注目をしたのは、合気道の技のことなのです。
車いすの主人公が、修行と努力の結果、プロの空手家をも、投げ飛ばせるようになってしまうのですが・・・。
実際、たまに映像などで、ほとんど体にふれることなく、次々と人を投げ飛ばしたり、押さえつけたりする、 合気道の技を見ることがあります。
あれは、私はいわゆる一つの理想型で、対戦している人同士が、稽古のいっかんとしてやっていることだと、ずっと思っていました。
柔道でも、ほんとの試合では、なかなか一本勝ちなどはありませんが、稽古では、ばんばん投げ飛ばされますよね。
それと同じだと思っていたのですが・・・。
映画を見ていくにつれて、あの合気道の技は、お約束でもなければ、超能力でもなくて、稽古を積んでいくことで、 現実におこなうことのできる技だというのを知って、ちょっと衝撃を受けてしまいました。
映画の最後でも、稽古着をきた車いすの外人さんが、次々に人を投げ飛ばす映像が出て来ます。
ウィキペディア日本語版の『 AIKI 』解説を読むと、この方は、デンマーク在住の武術家、オーレ・ キングストン・イェンセンさんという方で、この映画のモデルになった方だそうです。
合気道の技は、一見すると、非常に神懸かり的な技に見えます。
しかし、映画の中で、石橋凌さん演じる、サラリーマンの合気道師範の先生が言っているように、 相手が攻撃してこないかぎり、合気道の技はかけることができないんだそうです。
相手の力を利用することで、初めて成立する攻撃。
そういう点では、車いすの人のような、受け身にならざるを得ない人にこそ、最適な武術だなあ、と思いました。
と同時に、いわゆる常識的な、力と力の闘いとは別の、本当の「柔よく剛を制す」ことのできる世界があるんだなあ、 と感心してしまいました。
YouTube には、合気道の動画がけっこうあります。
私もお名前だけは聞いたことのある、塩田剛三さんという合気道の先生の動画は、 何度見ても、「マジかよ!」と言いたくなります。
もちろん、格闘技の最高のセンスを持った方が、生涯をかけて修行した成果が、この映像なのでしょうが、 やはり何度見ても、神懸かり的としか思えません。
日本にはまだまだ、世界に誇るものがたくさんあるんですねえ。
ではまた。
From チヂミ






